映画『海獣の子供』が楽しみすぎるって話
こんにちは、伊倉またはryeです(正直どっちでもいい)
今回は6/7(火)公開の映画、『海獣の子供』が楽しみすぎるという話です(ホントにそれだけ)
僕は元より五十嵐大介作品がめちゃくちゃ好きで、その中でも海獣の子供はトップクラスに好きな作品なんですよ 初めて読んだのは高二の頃で読んだ日は圧倒されて夜も眠れなかったのをよく覚えています
まあなんでそんなに好きかというのを説明していきたいと思います
極力ネタバレを避けつつあらすじから
ハンドボール部に所属する中学生琉花は、トラブルで夏休み早々部活禁止になってしまう。やさぐれた彼女は、シューズを買うためのお金で東京へ行き、そこで海の生物と交感する力をもつ不思議な少年、海と出会う。翌日、琉花は父親の勤務する水族館で、海と再び会い、父親に海の面倒を見ることを命じられた。いなくなった海を探しに浜辺に出た琉花は、海の双子の兄、空とも出会う。海と比べ軽い性格の空に、琉花は反発しながらも交流を深めていく。同時期、海には隕石が落ち、世界では「白斑」を持つ魚が光となって消える現象が多発していた。(wikiから引用)
まず、五感に訴えかけてくる力がものすごく強い作品なんですよ。潮の匂い、コンクリートの匂いを感じるような繊細なタッチ、読者を海の中に引き込んでしまうような圧倒的な画力。もうね、最高なんですよ(語彙力は消える)
そしてストーリーも最高なんです。ええ。
民族伝承テイストでありながらSFチックでもある。謎が謎を呼び、ストーリーはどんどん深部へ進んでいく。
消えた魚の行方は?
隕石とは何なのか?
海と空は何者なのか?
琉花は何故巻き込まれたのか?
ストーリーは世界を大きく巻き込み、収束していく
とりあえず現状僕がネタバレを避けて言えるのはこのくらいです
まあ正直僕はこの作品の魅力を言葉で伝えきるのは不可能だと思ってます(本末転倒)
作中でも何度も言われるんですよ。「言語に依るというのははみ出した部分を切り捨てるということだ」と。
なんだかウィトゲンシュタインを思い出しますね。論理哲学論考の中で述べられる「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」を
そしてですね、僕が映画海獣の子供が楽しみな理由はただ原作が好きってだけじゃないんですよ
なんと今回映画の主題歌を務めるのが
僕の最も好きなアーティストの米津玄師さんなんですよ
以前、米津さんは「五十嵐大介は最も尊敬する漫画家のひとりだ」と述べており、ルーヴルNo.9の際には交流もあったそうです
これを知った時はもう鳥肌が立ちましたね。
友人や尊敬する人や好きな人と好きなものが一緒だったという瞬間はなんとも心地良いですね。
YouTubeで公開されている予告映像で一部だけ曲が聴けます。一部ではありますが、壮大で美しい曲だなあと思いました。
そして作画の綺麗なこと。今回制作が『鉄コン筋クリート』で有名なstudio4℃さんとなっております。(6/2(日)にtokyo mxで放映するらしいです みようね!)
原作の感覚的で壮大な世界観を美しく表現してくれるんじゃないでしょうか。
そんなこんなで映画『海獣の子供』が楽しみすぎるという話でした。公開日、僕は午前中予備校の授業があるのですが、午後から自転車で爆走して見に行きたいという所存です。
僕の全フォロワーに見てほしいですね。本当に勧められます。是非今夏は『海獣の子供』を見ましょう。以上、ご精読ありがとうございました。